保育園調理員が子育てはじめました。

調理師学校卒業後、保育園調理員になって早10年!仕事で培った知識を我が子に披露する場がやっと来た!2人の姉妹を育てながら離乳食 幼児食 アレルギー食について日々勉強中。

味の第一印象を良くする

 

第一印象ってありますよね?

 

 

初めましての印象がいいと、その後わりと嫌な出来事があっても個性として許せたりします。

 

 

人も味も同じなんです。

 

 

初めて食べる食材、一口目が美味しいと思えばその後、ずっと嫌いな食べ物にはならないと思ってます。

 

 

嫌いな食べ物って小さい頃からずっと嫌いじゃないですか?

 

 

味の第一印象が悪かったんだと思います。

 

 

例えばピーマン…苦いですよね。

人は苦味を毒のあるものを示す味だと感じるらしいです。

なので甘みや塩味より千倍も感じやすくなっているそうです。

子供は更に舌が敏感なので本能的に苦味を嫌う傾向にあるらしいです。

…人間の本能はすごいっ

もし、ピーマンを嫌がったら離乳食のうちは無理にあげなくてもいいと思います。

もし食べさせたいのであればピーマンと同じ品種のパプリカをあげてみるのはどうでしょうか?

肉厚で甘みもあり皮も剥きやすく、まさに一石三鳥ですね。

 

 

 

そして人参…なーんか人参独特のくさみがありますよね。

人参の嫌な味って人参の中心のちょっと色が薄めの部分しかしないって知ってましたか?

高級フレンチなどのムースなんかに使う人参は中心は使わない事があるそうです!

人参を選ぶときは芯の細いものを!

赤ちゃんに初めてあげるときは芯は使わずに周りだけを使うのもアリです!

甘くてフルーツみたいで、人参独特の香りはしません!

 

 

 

そしてほうれん草…なんだかえぐい。

ほうれん草のえぐみは、シュウ酸とゆう有害物質が原因だそうです。

シュウ酸は口の中のカルシウムと結合すると歯がキシキシするような感覚があります。

口の中もえぐみがあるし、体内に入ったらさらに体内のカルシウムと結合して結石の原因にもなるそうで!

割と厄介な食材ですが何と言っても栄養豊富!鉄分もビタミンも取れる優秀な食材です。

たくさんのお湯で塩茹でし、その後も冷水につければ苦みも大丈夫!

出来るだけ新鮮なものを選びましょう。 

 

 

 

トマト…酸っぱい。

フルーツトマトは甘いけど、お高いですよね。

でもトマトは酸っぱくて大丈夫!赤ちゃんは酸味は慣れると美味しいと感じるようになるそうです。

皮と種を丁寧に取ってあげましょう。

それでも気になる場合は、人参などの甘味のある野菜と混ぜてあげるのもグッドだと思います。

 

 

 

かぼちゃ…時々苦いものがあるの知ってますか?

保育園で離乳食後期と完了期の子達にかぼちゃのおやきを作った時、園長先生に試食してもらった際「かぼちゃが苦いんだけど」と言われた事があります。

管理栄養士さんに問い合わせたところかぼちゃの成分であるククルビタミンが原因かもしれないと。

くくるびたみん???

どのかぼちゃにも含まれているそうですが、たまに大量に含まれる事があるそうで、その時は迷わず捨てましょう。

このククルビタミン多量に摂取すると、食中毒の危険があるそうで離乳食期の赤ちゃんは特に注意しなくてはいけません。

赤ちゃんには甘くて美味しいかぼちゃを選んであげましょう。

 

 

 

ただの野菜だけど、赤ちゃんにとっては、はじめましての味です。

 

 

赤ちゃんは何でも口に入れたがります。

 

美味しい味なら喜んで次のひと口を前のめりで待ってるし、嫌な味なら我が子のとっても面白い顔が見られます。

 

 

どんな顔が見られるか楽しみですね。